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緑茶でメタボ予防

茶摘のシーズンを終え、市場には美味しい新茶が出回っています。
最近、健康に関する話題で多いのは、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、通称「メタボ」です。
社会全体に、過剰に栄養を摂りすぎる傾向があふれています。その結果が肥満につながり、動脈硬化を促進して、高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などを招くのです。最初のうちは自覚症状がなく、気づいたときには、取り返しがつかないことになりかねません。
そうした事態を避けるためには、日ごろから体に負担をかけないリズム正しい生活と、栄養バランスの良い食生活が何より大切になります。

そこで緑茶の登場です。緑茶には、動脈硬化などを防ぐアディポネクチンという物質の分泌を促す効果があると注目されています。
アディポネクチンは、脂肪組織から分泌されるのですが、肥満になると量が少なくなり、メタボになりやすくなります。そこで、アディポネクチンの分泌を促すことができれば、メタボ予防になると考えられています。
お茶を利用した生活習慣病対策の研究が進んでいますが、これまで、薬と緑茶粉末を併用して、C型慢性肝炎の治療に効果を上げてきました。さらにメタボになりやすいC型慢性肝炎の患者に1カ月間、1日6グラムの緑茶粉末を毎日飲んでもらい、血中のアディポネクチンの量を調べたところ、緑茶粉末を飲む前に比べ、アディポネクチンが約20%増加したことがわかりました。この研究の結果、おいしい緑茶を飲む機会を増やすことで、アディポネクチンの量が増え、メタボの予防、改善につながることがわかりました。
緑茶のおいしい季節。毎日当り前のように飲んでいた緑茶を見直すよい機会にしたいものです。