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乾燥する時期に多い皮膚の”ガサガサ””かゆみ”対処法

冬になると、すねや腕などがかゆくなり、夜もぐっすり眠れないという人がいます。中高年の方や女性、子どもに多いようです。皮膚がカサカサして、白い粉をふいたようになった症状のものもあります。これは、何が原因なのでしょうか。

カラカラの室内が水分を奪う

冬になるとかゆみに悩まされる人が多く、テレビやラジオ、雑誌などに、そうしたかゆみ止め広告が目立つようになります。このかゆみの原因は、“皮膚の乾燥”です。

すきま風の多いかつての木造家屋は、室内が異常に乾燥することはありませんでした。密閉度の高い、鉄筋コンクリートとアルミサッシの家で、換気が少なく、暖房すると室内はカラカラの状態になります。それが皮膚を乾燥させるのです。老人性乾皮症、ドライスキン、老人性掻痒症と呼ばれています。

なぜ中高年、女性、子どもに多い?

皮膚の表面は角層と呼ばれ、角層の表面は皮脂という脂でおおわれています。これは、男性ホルモンの影響で、毛穴から出てきます。高齢になって男性ホルモンが少なくなると、皮脂も減ってきます。特に女性は25歳を超えると、皮膚のカサカサ、ひび割れが多くなります。

また、生後四、五ヶ月から思春期までは、男性ホルモンが少なく、乾燥しがちです。また、皮膚を乾燥から守るために、皮脂、角層細胞間脂質、アミノ酸などが働いているが、高齢になるに従い、こうした機能が弱まり、乾燥しやすくなります。

乾燥肌の対処法

対処法は、皮膚に水分を補い乾燥を防ぐことにあります。石油からつくったワセリン、羊の毛からとったラノリン、植物油のツバキ抽やオリーブ油などを軟膏として塗ることが昔から行われています。

クリームは、脂と水を化学的に混ぜたもの。水分より脂分の多いものがコールドクリーム、少ないものがバニシングクリーム、さらに水分が多いものが乳液。これらを塗れば、瞬間的に水分が補給されてかゆみが治まります。しかし、水分が長く保てず、効果が長持ちしません。

早く効いて長持ちさせるためには、保湿剤を使います。尿酸やアミノ酸などの天然保湿因子やグリセリンが有効です。皮膚の成分であるヒアルロン酸を配合したものもあり、ひどいひび割れなどに使います。かゆみがひどくて眠れない場合、抗ヒスタミン剤を服用することもあります。

入浴はさら湯を避けて二番湯、三番湯がよいでしょう。腰から下は石鹸でゴシゴシ洗わず、入浴後のスキンケアが効果的です。スキンクリームや「肌水」といったスプレー式のものが好評のようです。

多くの市販品があり、どれがよいか悩むところですが、薬局・薬店で相談しながら、皮膚の状態に合わせ、使ってみて判断することをお勧めします。