|
トップページ>健康生活情報TOP>健康トピックスTOP>ストレス>ストレスに負けない生き方 |
 |
|
|
|
ストレスに負けない生き方 |
|
|
|
「病は気から」は本当? |
|
「病は気から」ということは大昔から言われています。たとえば、紀元2世紀ごろのローマの大医学者・ガレノスは、「陰気なことを考える人はガンになりやすい」という意味のことを書き残しています。
しかし、「病は気から」が医学的に立証されたのは、つい最近のことです。最先端の大脳生理学によって、ストレスと病気にはもっと根本的な関係があるとわかったのです。その関係とは、簡単に説明すれば次のようなことです。
ストレスを感じると、副腎皮質というところから「副腎皮質ホルモン」というものが分泌されます。そして、強いストレスを感じ続けると、このホルモンが出っばなしになるのです。すると、過剰に分泌されたそのホルモンは、脳細胞にくっついて細胞を破壊してしまいます。じつはこれこそが、さまざまな病気の源なのです。
また、アルツハイマー痴呆症などの老人性痴呆にもストレスが大きくかかわっていることが、最近わかってきました。痴呆症の患者には、私生活に大きな悩みを抱え、強いストレスを感じ続けてきた人が多いというのです。ストレスをうまくコントロールすることは、ボケ防止のためにも大切なのです。
|
|
|
|
悩んでも仕方ないことを悩まないことが大切 |
|
人間はなぜストレスによって副腎皮質ホルモンを分泌するでしょう。
この答えは実は野性の動物全般に共通しています。
野性動物が走るのは、追うにしろ追われるにしろ、強いストレスを感じたときだけです。そのため、「ストレスを感じたらホルモンを分泌し、ブドウ糖を大急ぎで増産して、全速力で走る準備をする」という仕組みができたのです。
私たち人間は動物に追われることなどないのに、私たちの遠い祖先が草原を走り回っていた時代の名残で、ストレスを感じたら副腎皮質ホルモンを分泌するという仕組みだけが身体に残ってしまったわけです。「シマウマはなぜ胃潰瘍にならないか?」という面白い問いを立てた学者がいます。その答えは、「シマウマは『明日もまたライオンが来たらどうしよう?』などと思い悩まないから」というのです。つまり、実際に走るとき以外に、よけいなストレスを感じないのです。
ところが、私たち人間はなまじ知恵があるものだから、将来のことを思い悩みます。明日のことどころか、10年先、20年先のことまで悩みます。そういう悩みがストレスになるのです。
とはいえ、人間であるかぎり、ストレスはなくならないし、時にいい意味でストレスが大事な事もあります。要はストレスを感じ続け、ホルモン出っばなしの状態を避ければよいのです。そのためには、悩んでも仕方ないことをいつまでも悩み続けないことです。
|
|
|
|
「心配」はよいが「心痛」はよくない |
|
「心配はいいが、心痛はよくない」という至言があります。心配とは文字どおり「心を配る」ことで、現実に起きた問題にあれこれ対処することです。当然、強いストレスを感じますが、それはあってしかるべきストレス反応です。それに対し、やるべきことをやったあとでくよくよ悩むのは「心痛」で、これこそが病気の引き金になると専門医はみています。
5年ほど前、アメリカの「ソーク生物学研究所」で、人類の未来を大きく変えるかもしれない画期的な発見がなされました。
従来、脳細胞は成長期を過ぎたら減る一方だと考えられてきましたが、成人してからも増えるということがわかったのです。特筆すべきは、「楽しい刺激・快い刺激」で脳細胞が増えるということです。たとえば、さまざまな芸術作品や人とのやりとりの中で感動することーそうした刺激が脳細胞を増やすのです。その意味で感動に満ちた生活を送ることこそ、ストレスに負けない生き方の第1条件であるといえるでしょう。 |
|
|
|
|